あなたが自分にとってもっとも大切なものをつきとめるために、自分の『憲法』を作ってみましょう。個人の憲法は高尚な文章で書かれている必要はありません。あなたの個性、ものごとに対する態度、人生やさまざまな事象に対する見解を映し出していれば、それでいいのです。あなたの個人憲法はきっと、これからの人生の重要な根拠になるはずです。
あなたにとって何が大切であるかを決めるのに役立つ個人憲法は、3つの要素を含んでいます。
まず私たち一人ひとりが人生において果たすさまざまな役割です。この中には自発的に選んだ役割もあれば、外との関係や環境から押しつけられた役割もあります。それらがどこから来たかはともかくとして、こうした役割は、わたしたちの支配的価値観、つまり私たちの行動のほとんどを統御します。
私たちの役割も支配的価値観も、人生において何をなすべきかについての、その人の使命感や考え方に影響を与えています。
役割、価値観、ミッション(使命感)の3つの関係と、それらが互いに作用し、関係しあう強力な仕組みを理解しておけば、自分がほんとうは何ものであるのか、ひいてはあなたにとってもっとも大切なことは何かをつきとめるのに役立つでしょう。
あなたが惜しまずに時間をかけて、自らの支配的価値観をつきとめ、明確にし、書き出しさえすれば、その価値観がおのずと人生におけるバランスを求めてきます。自分にとって重要な役割を確認し、支配的価値観を確認し、自分の個人的なミッション・ステートメント(憲法)を作成すれば、それを青写真にして人生のバランスがとれるようになるでしょう。
KenAjita
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