組織、企業、団体が、その分野で最高の、卓越した組織になろうとする場合、組織をほんとうに機能させるもの、そしてすべてのステークホルダーにとっての」もっとも大切なこと」を把握する必要があります。
「もっとも大切なこと」は、組織、企業、団体ごとに非常に大きく異なり、また、それが何であるかについては正解も不正解もありません。しかし、組織が成功して、組織内の人びとが目指すことを達成するためには、組織は次の3つの問いに対する自らの回答を探す必要があります。
①この組織は、地域コミュニティ、国家、世界全体、または従業員、経営者、株主、顧客に対してどのような役割を演じるか?
②それぞれの役割において、この組織は、どのような価値観にもとづいて意思決定や行動を行うのか?
③この組織の特別なミッションは何か。世界でこの組織にしか果たせない目的とは何か。その存在理由は何か。また今後は何を目指すのか?
組織を優れたものにするためのもっとも重要な要因の一つは、「もっとも大切なこと」(組織がもっとも強く認識している役割・支配的価値観・ミッション)を探し出すプロセスです。
KenAjita
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